FontInstall.appでは、以下のフリーフォントを収録させて頂いております。
フォント情報 | ウェイトと書体見本 |
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M+ 1pM+ FONTS PROJECT 取得元: Google Fonts: M PLUS 1p (公式サイトはこちら) |
Thin Light Regular Medium Bold ExtraBold Black |
Rounded M+ 1c自家製フォント工房 取得元: Google Fonts: M PLUS Rounded 1c (公式サイトはこちら) |
Thin Light Regular Medium Bold ExtraBold Black |
源ノ明朝 JPAdobe Systems Incorporated |
ExtraLight Light Regular Medium SemiBold Bold Heavy |
源ノ角ゴシック JPAdobe Systems Incorporated |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
源ノ等幅Adobe Systems Incorporated |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
しっぽり明朝フォントダス |
Regular |
しっぽりアンチックフォントダス |
Medium |
モッチーポップフォントダス |
通常版 プロポーショナルフォント版 |
源暎こぶり明朝おたもん |
Regular |
源暎ちくご明朝おたもん |
Regular |
源暎アンチックおたもん |
Medium 詰 Medium |
源暎Nuゴシックおたもん |
EB |
源暎ラテゴおたもん |
Medium 詰 Medium |
源暎ラテミンおたもん |
Medium 詰 Medium |
棘丸ゴシックおたもん |
Thin Light Regular Medium Bold Heavy Black |
さつき源代明朝おたもん |
Medium |
源暎ゴシックNおたもん |
ExtraLight Light SemiLight Regular SemiBold Bold Heavy H-KL U-KL |
源暎ゴシックPおたもん |
ExtraLight Light SemiLight Regular SemiBold Bold Heavy H-KL |
源暎ゴシックMおたもん |
ExtraLight Light SemiLight Regular SemiBold Bold Heavy |
源真ゴシック自家製フォント工房 |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
源真ゴシックP自家製フォント工房 |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
源柔ゴシック自家製フォント工房 |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
源柔ゴシックP自家製フォント工房 |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
源柔ゴシックL自家製フォント工房 |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
源柔ゴシックLP自家製フォント工房 |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
源柔ゴシックX自家製フォント工房 |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
源柔ゴシックXP自家製フォント工房 |
ExtraLight Light Normal Regular Medium Bold Heavy |
Mgen+ 1p自家製フォント工房 |
Thin Light Regular Medium Bold Heavy Black |
Mgen+ 2p自家製フォント工房 |
Thin Light Regular Medium Bold Heavy Black |
Rounded Mgen+ 1p自家製フォント工房 |
Thin Light Regular Medium Bold Heavy Black |
Rounded Mgen+ 2p自家製フォント工房 |
Thin Light Regular Medium Bold Heavy Black |
Rounded-L Mgen+ 1p自家製フォント工房 |
Thin Light Regular Medium Bold Heavy Black |
Rounded-L Mgen+ 2p自家製フォント工房 |
Thin Light Regular Medium Bold Heavy Black |
Rounded-X Mgen+ 1p自家製フォント工房 |
Thin Light Regular Medium Bold Heavy Black |
Rounded-X Mgen+ 2p自家製フォント工房 |
Thin Light Regular Medium Bold Heavy Black |
KHドットフォントシリーズ平木敬太郎/自家製フォント工房 |
秋葉原16 道玄坂12 道玄坂16 八丁堀16 日比谷24 日比谷32 兜町16 神楽坂12 神楽坂16 小伝馬町12 幾何学的カナ 小伝馬町12 小かな 小伝馬町12 小伝馬町16 幾何学的カナ 小伝馬町16 人形町16 |
瀬戸フォントかに沢のりお |
Regular |
おつとめフォント何某亭 |
Bold |
よもぎフォントsatsuyako |
Regular |
Yusei Magicたぬき侍 |
Regular |
たぬゴ角たぬき侍 |
極細 細 標準 太 |
たぬゴ丸たぬき侍 |
細 標準 太 |
クレー OneFontworks Inc. 取得元: fontworks-fonts/Klee |
Regular SemiBold |
トレイン OneFontworks Inc. |
Regular |
ステッキFontworks Inc. |
Regular |
ロックンロール OneFontworks Inc. |
Regular |
レゲエ OneFontworks Inc. |
Regular |
ランパート OneFontworks Inc. |
Regular |
ドットゴシック16Fontworks Inc. |
Regular |
ポッタ108号 |
Regular |
キウイ丸キウイ皮ごと齧る |
ライト レギュラー ミディアム |
BIZ UDP明朝モリサワ |
Regular |
BIZ UD明朝モリサワ |
Regular |
BIZ UDPゴシックモリサワ |
Regular Bold |
BIZ UDゴシックモリサワ |
Regular Bold |
FontInstall.appでは、現在のところ、SIL Open Font License (OFL) のもと公開されているフォントのみを収録しています。SIL Open Font Licenseについては、以下の外部リンクをご参照ください。
また、ライセンスのFAQを独自に翻訳したものを、参考訳として以下に掲載しますので、こちらも合わせてご参照ください。
これは、SIL Open Font Licenseを非公式で日本語に翻訳したものです。また、SIL Internationalによって公開されたものではなく、OFLを使用するフォントの配布条件を法的に示しているわけではありません。OFLの下で公開されたものは、オリジナルである英語の本文が使用されている場合のみ有効となります。しかしながら、当組織は、この非公式訳が英語になじみのないユーザーとデザイナがOFLへの理解を深め、OFLを使用する手助けとなることを認識しています。当組織は、OFLの下で自身の作品をリリースすることを検討しているデザイナに、自国語でのOFL-FAQがあればそれをご一読いただくことを推奨しています。当ライセンスの公式バージョン、および付随するOFL-FAQについては、https://scripts.sil.org/OFLにアクセスしてください。
This is an unofficial translation of the SIL Open Font License into Japanese. It was not published by SIL International, and does not legally state the distribution terms for fonts that use the OFL. A release under the OFL is only valid when using the original English text. However, we recognize that this unofficial translation will help users and designers not familiar with English to better understand and use the OFL. We encourage designers who consider releasing their creation under the OFL to read the OFL-FAQ in their own language if it is available. Please go to https://scripts.sil.org/OFL for the official version of the license and the accompanying OFL-FAQ.
質問:1.1 当該フォントを使用して、本やその他の印刷出版物を作成することや、ロゴまたはその他のグラフィックスを作成することや、当該フォントの輪郭に基づく物体を製作することはできますか。
回答:はい。自由に行うことができます。OFLの下でリリースされたフォントの作成者は、自分のフォントソフトウェア自体をユーザーがあらゆるデザイン作業に使用することを許可しています。他のライセンスとは異なり、さらにライセンスや権限が必要になることはありません。これらの使用例としては、ロゴ、ポスター、名刺、文房具、ビデオの題名、看板、Tシャツ、自分用にカスタマイズできる布地、3Dプリンタ/レーザーカッターで作成した原型、彫刻、ゴム印、クッキーの抜き型、およびリードの文字などがあります。
質問:1.1.1 当該フォントに由来する作品のライセンスまたは配布に制限はありますか。
回答:いいえ。当該フォントに由来して新たにグラフィックまたは物体を作成した人物が、その作品の作成者であり著作権保持者であることに今後も変わりはありません。デザインの過程でオープンフォントを使用しているというだけです。当該フォント自体を再配布、バンドル、または変更する場合に限り、当ライセンスのその他の条件を尊重する必要があります(詳細については、以降を参照)。
質問:1.1.2 謝辞などは必要ですか。
回答:いいえ。フォント作成者は、あなたの作品の謝辞でフォント名の横に(できればフォント作成者のWebサイトへのリンクと共に)フォント作成者の名前が示されていれば嬉しく思うかもしれませんが、必須ではありません。
質問:1.2 当該フォントを、GNU/LinuxやBSDのディストリビューションおよびリポジトリなど、Free/Libre and Open Source Software(フリーソフトウェアやオープンソースソフトウェア)のコレクションに含めることはできますか。
回答:はい。OFLの下で使用許諾を受けたフォントは、FLOSS(Free/Libre and Open Source Software)ライセンスの下で、他のソフトウェアと共に自由に含めることができます。フォントは一般的に、既存のソフトウェアと統合されるのではなく集約されるため、既存のソフトウェアのライセンスと互換性がないことを心配する必要はほとんどありません。また、フォントとそれに付随する構成要素を.rpmパッケージや.debパッケージ(または他の類似するパッケージ化形式またはインストーラ)にパックし直し、それらをディストリビューションCD/DVDやオンラインリポジトリに含めることもできます(ソースからの再ビルドについて、セクション5.9も参照)。
質問:1.3 当該フォントを自分のプログラムと共に配布する必要があります。この場合は、自分のプログラムもFree/Libre and Open Source Software(フリーソフトウェアやオープンソースソフトウェア)である必要がありますか。
回答:いいえ。当該フォントソフトウェアに基づいている部分のみ、OFLの下でリリースする必要があります。当ライセンスの意図は、制限のある使用許諾の下でソフトウェアと集約またはバンドリングできるようにすることでもあります。
質問:1.4 これらのフォントを含むソフトウェアパッケージは販売できますか。
回答:はい。当該フォントのオリジナルバージョンでも派生バージョンでも、販売できます。OFLで可能なバンドリングの例としては、ワードプロセッサ、デザインおよびパブリッシングのアプリケーション、トレーニングおよび教育のソフトウェア、ゲームおよび娯楽のソフトウェア、モバイルデバイスアプリケーションなどがあります。
質問:1.5 フリーフォントや商用フォントのCDに当該フォントを含めることはできますか。
回答:はい。他のフォントやソフトウェアもそのディスク上にあれば、OFLフォント自体が販売されることにはなりません。
質問:1.6 当該フォントを単独で販売できないようOFLで定められているのはなぜですか。
回答:人々が当該フォントを単に再配布することで金銭を稼ぐことがないようにするためです。当該フォントから直接利益を得るべきなのはオリジナルの作成者のみであり、オリジナルの作成者は、善意から、直接利益を得る可能性を手放してOFLの下で自分のフォントを配布しています。オリジナルの作成者の貢献を尊重し敬意を持ってください。
質問:1.7 OFLフォントをCD、DVD、またはUSBスティックで友人と共有することはできますか。
回答:リムーバブルメディアで自由に友人、家族、同僚とオープンフォントを共有できます。OFL.txt内と同様の著作権表示および使用許諾情報を含め、フォントのフルパッケージを含めるということは覚えておいてください。当該フォントを販売する場合には、ソフトウェアとセットで販売する必要があります。
質問:1.8 他者が使用できるようWebサイト上で当該フォントをホストすることはできますか。
回答:はい。フォントのフルパッケージを入手できるようにしてあれば可能です。ほとんどの場合、最良の方法は、オリジナルバージョンを配布しているメインサイトをユーザーに示すことで、最新の安定した完成バージョンをいつでも入手できるようにすることです。セクション2でWebフォントについても参照してください。
質問:1.9 内部ネットワークでの使用のためにサーバー上で当該フォントをホストできますか。
回答:はい。クライアントコンピュータがネットワークにアタッチされなくなった場合でも当該フォントを使用できるような方法で、当該フォントをサーバーからクライアントコンピュータに転送する場合は、フルパッケージ(著作権表示や使用許諾情報など)を含める必要があります。
質問:1.10 当該フォントにはOFLライセンス全文が必ず付属している必要がありますか。
回答:OFL全文なしで(別ファイルまたはフォントメタデータで)OFLフォントを配布できるのは、フォントがドキュメント内に埋め込まれているか、プログラム内にバンドルされている場合のみです。フォント内にメタデータが含まれている場合は、OFL全文へのリンク(https://scripts.sil.org/OFL)のみを含めれば法的に十分ですが、これを行うことは決してお勧めできません。最新のフォント形式には、OFL全文を記載できるメタデータ欄があり、OFL全文を含めることで、ユーザーが当ライセンスを理解し正しく適用できる可能性が高まります。
質問:1.11 「埋め込み(embedding)」とはどのような意味ですか。配布のその他の手段とはどのように違いますか。
回答:OFLにおける「埋め込み」とは、抽出(および再配布)が困難な方法、または明確に阻止する方法でドキュメントやファイルにフォントを含めることを意味します。多くの場合、埋め込まれているフォントの名前はドキュメントの読者にはわからず、フォントデータ形式が変更され、フォントの一部のみ(テキストに必要なグリフのみ)が含められます。他者にフォントを配布するための他のすべての手段は「配布」とみなされ、OFL.txt内にあるすべての著作権表示および使用許諾情報が付属している必要があります。
質問:1.12 自分のドキュメントにOFLフォントを埋め込むことはできますか。
回答:はい。全体または一部を埋め込むことができます。当該フォントはそのドキュメントの外部で使用されるものではないため、フォントの変更と再配布に関する制限は適用されません。
質問:1.13 埋め込みを行った場合、ドキュメント自体のライセンスは変更になりますか。
回答:いいえ。ドキュメント内でのOFLフォントの参照または埋め込みにより、ドキュメント自体のライセンスが変更になることはありません。フォントをOFLに準拠した状態に保つための要件は、当該フォントおよびその派生作品を使用して作成されたドキュメントには適用されません。同様に、OFLの下でフォントを使用して何らかのグラフィックを作成した場合でも、その結果となる作品はOFLの対象にはなりません。
質問:1.14 OFLフォントを埋め込み先のドキュメント(PDFファイルなど)から抽出した場合、そのOFLフォントによってどのようなことができますか。これによって原作者に悪影響はありますか。
回答:PDFに埋め込まれているフォントを抽出できるいくつかのユーティリティでは、一般に、完成フォントではなく、限られた量の輪郭のみが出力されます。実際に使えるフォントをこの方法から作成することは、オリジナルOFLフォントのソースを見つけるよりも非常に難しく時間がかかります。そのため、この方法によってOFLフォントが不適切に抽出され再配布される可能性はほとんどありません。たとえそのようなことがあっても、原作者についての不実の表示に対処する著作権法があります。OFLの下でリリースされ、そのことが原作者によって示されたすべてのフォントソフトウェアは、配布方法にかかわらず、このライセンスに準拠した状態に保たれるよう意図されており、他のライセンスの下では再配布できません。フォントの抽出は行わないようにすることを強くお勧めします。代わりに、フォントのソースを直接使用することをお勧めします。しかしながら、ドキュメントからフォントの輪郭を抽出する場合は、原作者の作品であるということと、当ライセンスモデルを尊重してください。
質問:1.15 ドキュメントと共にフォントを配布することはできますか。圧縮フォルダ構造に含めてよいですか。それは配布、バンドリング、または埋め込みとなりますか。
回答:特定のドキュメント形式では、そのドキュメントを形成する様々なリソース(画像やサムネイルなど)を含む圧縮フォルダから成るファイル構造に、変更されていないフォントを含めることができます。そのような構造にフォントを含めることは、埋め込みとは異なると理解されており、どちらかと言えば、当ライセンスで明示的に許可されているバンドリング(または単なる集約)に似ていると理解されています。フォントの埋め込みでは通常はオリジナルの形式からフォントが変換されるのに対して、この場合には、フォントは変わることなく伝達されます。OFLでは、上記の構造からフォントを抽出し別のライセンスの下で再配布することを許可していません。再配布と埋め込みが明示的に許可されても、フォントソフトウェアをその作成者が選んだライセンスに準拠した状態に保つための要件が取り消されることはありません。フォントをドキュメント内でそのアセットの1つとして移動する場合でも、その原作者情報と使用許諾が失われないようにする必要があります。
質問:1.16 電子書籍にオープンフォントを付属させることはできますか。
回答:その要件は、当該フォントがリンク、埋め込み、または配布(バンドルまたは集約)されているかどうかで異なります。電子書籍の形式には、Web技術を使用して@font-faceでフォントをリンクするものや、フォントを埋め込むように設計されているものや、ドキュメントまたは閲覧ソフトウェアと共に配布されたフォントを使用するものがあり、少数ですがターゲットシステム上に既に存在するフォントのみを使用するものもあります。当ライセンスの要件は、セクション1.15で説明したとおり、フォントの含め方によって異なります。
質問:1.17 OFLの下でリリースされたフォントソフトウェアをURLベースのアクセス制限方法またはDRM(デジタル著作権管理)方式の対象にすることはできますか。
回答:はい。ただし、これらの問題はOFLの範囲外です。そのような方式はフォントソフトウェアの構成要素に導入されるのではなく外部ソフトウェアを介して導入されるため、当ライセンス自体では、それらの使用を奨励することも禁止することもありません。そのような制限は、様々な使用シナリオに対応した、多数の異なる目的のために導入されます。一般的な例は、クロスサイトスクリプティング攻撃の危険性を制限することです。しかしながら、当組織は、フリーフォント/オープンフォントおよび自由な文字体系の精神から、OFLフォントのオープンな共有と再使用、およびそのような制限が必要ない環境の確立を強く推奨しています。そのような方式を使用したい場合でも使用したくない場合でも、このライセンスの下で原作者によってリリースされたフォントを使用するときには、OFLで定められている規則に従う必要があるということを覚えておいてください。派生フォントは、料金を課すサービス、またはソースコードへのアクセスを制限しているサービス(あるいはその両方)に含まれている場合でも、OFLの下で使用許諾を受ける必要があります。当該フォントを単独で販売することはできません。当該フォントは、より大きいソフトウェアパッケージ、バンドル、またはサブスクリプションプランの一部である必要があります。例えば、OFLフォントがソフトウェアパッケージで配布されている場合や、DRM方式を使用してオンラインサービスを介して配布されている場合でも、ユーザーには、OFLの下でそのフォントを抽出して使用、研究、変更、再配布する権利が残っています。
質問:1.18 OFLの下でリリースされたフォントを偶然見つけました。オリジナルバージョンに関する詳細情報を簡単に入手する方法を教えてください。オリジナルバージョンまたは他の派生バージョンと比較して、当該フォントがどのような立場にあるかを知るにはどうすればよいですか。
回答:当ライセンスの著作権文で、オリジナルの作成者と連絡をとる方法を調べてください。FONTLOG(詳細と例については、セクション6を参照)でそのフォントとオリジナルバージョンとの相違点についての情報を調べ、謝辞のセクションに示されている情報を基に様々な寄与者と連絡をとってください。可能な場合には、フォントのオリジナルバージョンを使用することを検討してください。
質問:1.19 OFLの許可と条件の条件4はどのような意味ですか。不正な宣伝と通常の謝辞を比較して例を示してください。
回答:オリジナルの作成者が特定の派生バージョンやソフトウェアバンドルを支持または承認しているような印象を与える方法で、原作者の善意と評判を利用するべきではないということを意味しています。例えば、ソフトウェアの機能の一覧で原作者の名前を挙げてワードプロセッサを宣伝することや、Webサイト上で派生バージョンを「〜がデザインしました」と記載して宣伝することは正しくありません。しかしながら、自分のソフトウェアパッケージに感謝を伝えたい人々の一覧が含まれている場合、原作者へのお礼を述べるというのは適切です。この善悪の判断は難しいと思うかもしれません。謝辞が原作者のためになる場合は許可されるが、主に他の関係者のためになるか原作者の評判を悪くする可能性がある場合は許可されないというのが謝辞の判断基準です。
質問:1.20 モバイルプラットフォーム用の小さいアプリを作成しています。当該フォントのパッケージ全体を含める必要がありますか。
回答:OFLに従うフォントを自分のモバイルアプリにバンドルする場合は、当ライセンスの条件に従う必要があります。少なくとも、著作権文、ライセンス注意事項、およびライセンス本文を含める必要があります。優良事例としては、フォントパッケージの入手元へのリンクと共にアバウトボックス内や更新履歴内でそれを示す方法があります。これらの事項を伝えるために必要なスペースはわずかです。ただし、フォントパッケージのすべての内容を含める必要はありません。使用するフォントと、それらに適用される著作権とライセンスのみで問題ありません。例えば、アプリ内で標準のウエイトのみを使用する場合は、斜体バージョンと太字バージョンを含める必要はありません。
質問:1.21 自分のファームウェアや専用オペレーティングシステムにデフォルトでOFLフォントを含めることはできますか。
回答:多くのそのようなシステムは、ユーザーがそれらを研究または変更できないように制限を付けられており、アプライアンスになります。オープンフォントを使用して品質を高め言語範囲を広げることは素晴らしいアイデアですが、ユーザーがフォントを抽出する方法がある場合にそれを法的に防ぐことはできないと認識しておく必要があります。より制限が大きいライセンスが自分のファームウェアにある場合でも、フォント自体(それらに加えた変更を含む)は、OFLの下で配布する必要があります。自分のファームウェアにフォントを含めるときにフォントを変換しそれらの形式を変更する場合は、フォントの原作者によってRFNの仕組みで予約された名前を尊重し、独自のフォント名を選択する必要があります。あるいは、OFLに従うフォントを、変更や最適化を行わずに自分のファームウェアのフォントフォルダに直接追加する場合は、他のソフトウェアコレクションと同様にフォントをバンドリングしているだけであるため、変更を加える必要はありません。
質問:1.22 OFLフォントを使用するCMSテーマまたはテンプレートを作成し公開することはできますか。そのテーマまたはテンプレートに当該フォント自体を含めることはできますか。そのパッケージ全体を販売することはできますか。
回答:はい。ご希望のCMSのテーマやテンプレートにオープンフォントを統合し、そのオープンフォントをより広く利用可能にすることは自由にできます。ソフトウェアバンドルの一部としてのみ当該フォントと自分のCMSアドオンを販売できるということを覚えておいてください(バンドル販売の詳細と例については、1.4を参照)。
質問:1.23 リモートリポジトリからデスクトップにフォントを配信するサービスにOFLフォントを含めることはできますか。それにOFLフォントと非OFLフォントの両方が含まれている場合でも可能ですか。
回答:はい。一部のファウンドリでは、そのオンラインリポジトリからサブスクライバのデスクトップにフォントを直接配信するようにサービスが設定されています。同様に、自分のデザインツールやパブリッシングスイートで直接フォントをプレビューして使用するためのプラグインが用意されています。これらのサービスでは、同じチャネルでオープンフォントと制限付きフォントが混在している場合がありますが、それらをユーザーが明確に見分けられるようにする必要があります。また、上記のサービスでは、ユーザーがOFLフォントを抽出して他の環境で使用できないようにすることや(DRM方式や難読化方式を使用するなど)、サブスクリプション期間の終了後にOFLフォントの使用を続けられなくなるようにするべきではありません。そのような使用は、OFLによって明確に許可されているためです。
質問:1.24 OFLフォントを提供または配布するサービスで、ユーザーによるそれらのフォントの使用に制限を付けることはできますか。
回答:いいえ。そのようなサービスの使用条件でOFLの条件を置き換えることや制限することはできません。異なるライセンスの下で当該フォントを配布することと同じであり、それは許可されていないためです。オリジナルの作成者はそのような特定の配布チャネルの単独の判断に影響を受けないようにすることを求めているため、ユーザーには、引き続き、当該フォントを使用、変更、再配布する権利があります。ただし、これらのサービスによって提供されたフォントはオリジナルバージョンとは異なる場合があるということを覚えておいてください。
このセクションでは、『Web Fonts and Reserved Font Names』内の別の文書を何度も参照します。これは、https://scripts.sil.org/OFL_web_fonts_and_RFNsで参照できます。
質問:2.1 これらのフォントを使用してWebページを作成できますか。
回答:はい。どうぞ行ってください。CSS(カスケーディングスタイルシート)の使用をお勧めします。3つの最良の選択肢を次に示します。
質問:2.2 OFLフォントのWOFF(Web Open Font Format)バージョンを作成し使用することはできますか。
回答:はい。ただし、注意して行う必要があります。フォント形式に変更を加えた場合、通常はそのフォントは派生作品とみなされ、それに予約されたフォント名(RFN)を使用することはできません。しかしながら、WOFF形式の設計により、派生作品とみなされないWOFFバージョンを作成することは可能であり、その場合は、名前変更は必要ありません。次のような場合のみ、フォント名を変更せずにOFLフォントのWOFFバージョンを作成、使用、配布できます。
オリジナルのフォントデータまたはメタデータが変更されている場合、またはWOFF固有のメタデータが不完全な場合、そのフォントは派生バージョンとみなす必要があり、OFLによる制限が適用され、フォントの名前を変更する必要があります。RFNを使用することはできず、著作権表示および使用許諾情報を含める必要があり、これらを削除または変更することはできません。重複しない名前を考える必要があります。自分のドメインや自分の特定のWebアプリケーションに対応する名前にすることをお勧めします。オリジナルの作成者のみがRFNを使用できるということを覚えておいてください。これは、あなたの対象ユーザー向けに調整した派生バージョンと、川上にあるオリジナルバージョンとが競合しないようにして、混同を減らすためです。
ほとんどのWOFF変換ツールとオンラインサービスは上記2つの要件を満たしていないため、それらで作り出されたものは派生バージョンとみなす必要があるということを覚えておいてください。従って、使用しているツールやサービスで未変更データが圧縮されており、オリジナルのフォントのメタデータが完全かつ正確に反映されていることを注意深く確認してください。
質問:2.3 EOT/EOTLite/CWTなどのその他のWebフォント形式の場合はどうですか。
回答:ほとんどの場合、これらの形式では、WOFFよりもオリジナルフォントデータが変更され、適切なメタデータが完全にサポートされません。そのため、それらが使用されているフォントは派生作品とみなす必要があり、RFNを使用できません。しかしながら、RFNの使用が許可される特定の形式や使用シナリオが存在する可能性があります。https://scripts.sil.org/OFL_web_fonts_and_RFNsを参照してください。
質問:2.4 OFLフォントをオンラインWebフォントサービスを介して使用できるようにすることは可能ですか。
回答:はい。当ライセンスのすべての条件を正しく満たしている限り、OFLフォントを自由にオンラインWebフォントサービスに含めることができます。フォントの作成元、およびフォントがオープンなものであるということを、ホストしているフォントの中で明確する必要があります。フォントの作成元、およびオリジナルの作成者によって与えられている権利がわかるように、原作者情報、著作権表示、使用許諾情報をユーザーまたはサブスクライバにしっかりと明示する必要があります。必ず、フォントファイルに、必要な著作権表示および使用許諾情報をメタデータに含めてください。矛盾する情報がないよう、すべての欄の内容が正しいことを再確認してください。他のフォント形式(EOT/EOTLite/CWT、およびWOFFのような優れた代替手段など)では、この情報のための欄が既に用意されています。何らかの理由で、自分のライブラリ内で当該フォントを変更するか、当該フォントを別の形式に変換した場合は、OFLによる制限が適用され、それに従ってフォント名を変更する必要があるということを覚えておいてください。OFLで述べられているように、オリジナルの作成者の希望を尊重し、オリジナルのデザイナとその作品を不正確に表現しないようにしてください。素晴らしいオープンフォントを、信頼できないフリーフォントや著作権のないフォントと同一視しないでください。オリジナルのデザイナやファウンドリとの最良の協力方法を考え、彼らの取り組みを支援し、自分のサービスの利益になる友好関係を築いてください。(URLベースのアクセス制限方法またはDRM方式の詳細については、1.17を参照)。
質問:2.5 一部のWebフォント形式およびサービスでは特定のWebサイトまたはWebアプリケーション向けにフォントを「最適化」する方法が提供されていますが、それは許可されていますか。
回答:はい。許可されています。ただし、これらの最適化バージョンは派生バージョンであるためOFLの要件(適切な名前変更など)に従う必要があるということを覚えておいてください。また、圧縮、速度、反応性以外にも、他の重要なパラメータに注意する必要があります。一部の最適化パラメータを選択すると、自分の特定のWebサイトまたはWebアプリケーションの対象ユーザーにとって理想的とは言えない状態になる可能性があるため、それらの対象ユーザーについて考慮する必要があります。特定のグリフまたは機能を削除することでサブセット化すると、ユーザーが期待している、様々な言語でのフォントの機能性が著しく制限される可能性があります。レンダリングにおいて品質が低下する可能性や、川上のオリジナルフォントと比べて様々なターゲットプラットフォーム上で特定の不具合が発生する可能性もあります。つまり、ある人物がフォントを最適化すると、別の人物が機能を失う可能性があるということを覚えておいてください。CSSによって各種の高度なタイポグラフィ機能(OpenType、Graphite、またはAAT)も使用可能であり、それを使用することで、フォントを変更する必要なく目的の効果を実現できる可能性があります。
質問:2.6 Webフォントをサブセット化した場合は派生作品とみなされますか。
回答:はい。Webフォントをブラウザに配信するときに当該フォントの一部(使用していないグリフやスマートフォントコードなど)を削除した場合、そのフォントは派生作品とみなされます。これはOFLによって許可されていますが、通常はRFNの使用は許可されません。新しい一部のサブセット化技術では、完成フォントにユーザーが効率的にアクセスできる方法でサブセット化できる場合があります(スマートフォント動作など)。セクション2.8とhttps://scripts.sil.org/OFL_web_fonts_and_RFNsを参照してください。
質問:2.7 派生WebフォントにRFNを使用できる場合はありますか。
回答:はい。機能的等価性(セクション2.8を参照)を保てる方法でWebフォントが最適化されている場合のみ、そのWebフォントにRFNを使用できる可能性があります。これは、そのWebフォントがオリジナルバージョンを合理的に表現しており、原作者の意図、およびRFNの仕組みの主要目的(競合を避け、原作者を保護し、サポートを最小限に抑え、派生作品を奨励する)を尊重しているためです。ただし、これは技術的に非常に難しく、多くの場合は実現困難です。そのため、Webフォントサービスまたはプロバイダは、派生バージョンに対するRFNの使用を許可するという契約を原作者と個別に結ぶほうが良いでしょう。
質問:2.8 Webフォントの最適化で機能的等価性が保たれているかどうかを判断するにはどうすればよいですか。
回答:機能的等価性については、『Web Fonts and Reserved Font Names』(https://scripts.sil.org/OFL_web_fonts_and_RFNs)で詳しく説明しています。一般に、最適化されたフォントは、次の要件を満たしている場合にオリジナルバージョンと機能的に等価(FE)であるとみなされます。
最適化されたフォントがこれらの要件を満たしており、それによってFEであるとみなされる場合は、オリジナルの作成者がその最適化されたフォントを、合理的に考えて十分に等価だとみなす可能性が非常に高いと言えます。これらの要件のいずれかを満たしていない場合、最適化されたフォントはオリジナルバージョンを適切に表現していないため、派生バージョンであるとみなす必要があります。他の派生バージョンと同様に、RFNの使用は許可されないため、独自のフォント名を選択する必要があります。
質問:2.9 Webフォントの使用は埋め込みの別形式ですか。
回答:いいえ。PDFでの埋め込みフォントとは異なり、Webフォントは、ドキュメント自体に統合されている一部分ではありません。それらは、1つドキュメントに固有のものではなく、多くの場合、世界中の何千というドキュメントに適用されます。フォントデータは、ドキュメントデータと共に格納されるのではなく、多くの場合、別の場所からもたらされます。ドキュメントで使用されているWebフォントをデスクトップでの使用のために簡単に特定しダウンロードできるということは、それらのWebフォントが原理的かつ厳密に、それらを指定しているWebページとは切り離されていることを証明しています。https://scripts.sil.org/OFL_web_fonts_and_RFNsを参照してください。
質問:2.10 Webフォントサービスで自分のフォントを配布したい場合は、RFNを全く使用しないほうがよいですか。
回答:いいえ。OFLではフォント作成者にRFNの使用を求めていませんが、RFNの仕組みは、OFLモデルの重要な部分であり、Webフォントサービスと十分に両立可能です。そのWebフォントサービスによって当該フォントが変更される場合は、RFNの使用について別に契約を交わすことが最良の解決策です。RFNを1つも宣言しないということがフォント作成者にとって確実に効果のある方法ではありますが、そのようにする前に、あきらめるメリットと、同じ名前が付いた多数の異なるバージョンが広く配布されることになるという悪影響すべてを、十分に理解する必要があります。従って、通常はそれはお勧めしません。
質問:2.11 RFNの使用についての契約はどのような内容にする必要がありますか。例を示してもらうことはできますか。
回答:法制度は様々に異なるため、この契約については所定の形式はなく、推奨例はありません。原作者の希望で、さらに使用に制限を付けたり、派生バージョンについて原作者によるレビューを求めたり、ユーザーサポートの仕組みを確立したり、契約終了の条件を指定したりするために、特定の条項を追加したい場合があります。そのような契約は、通常は公開されず、主要関係者のみに適用されます。しかしながら、Webフォントサービスは、それらのサービスが適切に運営されていることが公に明確に認知されるよう、そのような契約を確立したときには明示したほうが有益となるでしょう。Webフォントに対するRFNの使用に関連する問題の詳細は、『Web Fonts and Reserved Font Names』で別の文書を参照してください。これは、https://scripts.sil.org/OFL_web_fonts_and_RFNsで参照できます。
質問:3.1 当該フォントに変更を加えることはできますか。変更できる内容とできない内容について制限はありますか。
回答:当ライセンスの条件に違反しない変更内容である限り、あらゆるものを変更できます。つまり、当該フォントから著作権文を削除することは許可されていませんが、自身が寄与した内容について情報を加えることはできます。独自の文言の追加先として推奨されている場所を知るには、OFLヘッダーテンプレート内のプレースホルダを参照してください。(原作者がRFNの仕組みによって名前を予約してある場合は、派生バージョンの作成時にわずかな変更しか加えていなくても当該フォントの内部名を独自のフォント名に変更する必要がある、ということを覚えておいてください)。
質問:3.2 自分のフォントにはいくつか追加でグリフが必要です。OFLの下で使用許諾を受けたフォントから、それらを取得して、自分のフォントにコピーできますか。
回答:はい。ただしそのフォントは、他者に配布するにはOFLに準拠している必要があり、当ライセンスの条件2で示されている情報を含んでいる必要があります。
質問:3.3 当該フォントに作業を追加で行った場合は使用者に料金を課すことができますか。つまり、一連の特別なグリフまたはOpenType/Graphiteコード(またはそれらすべて)を追加した場合は、その拡張したフォントを販売できますか。
回答:単独ではできません。派生フォントはOFLの下でリリースする必要があり、それのみを販売することはできません。ただし、より大きなソフトウェアパッケージ(テキストエディタ、オフィススイート、オペレーティングシステムなど)にそれらを含めることは、そのパッケージを販売する場合であっても許可されています。そのようにする場合、その大きいパッケージの外部でその派生フォントを簡単かつ自由に使用できるようにもすることは、強く推奨されますが、必須ではありません。
質問:3.4 自分が使用および配布するために、誰かに料金を支払って当該フォントを拡張してもらうことはできますか。
回答:はい。これは、当該フォントのさらなる発展に資金を提供する良い方法だと言えます。ただし、そのフォントは他者に配布する場合はOFLに準拠している必要があるということを覚えておいてください。自分の投資を、フォントの単独販売で回収することはできませんが、あなたは当コミュニティに貴重な貢献をもたらすことになります。自分が他者の貢献からどれほどのものを得てきたかを思い出してください。
質問:3.5 自分のプログラムで使用するために当該フォントをかなり変更する必要があります。作業量も投資金額も多くなるため、自分のプログラムと共にでないと配布できないようにしたいと思っています。そのフォントの使用に制限を付けることはできますか。
回答:いいえ。当該フォントの派生バージョンを再配布する場合、そのフォントはOFLに準拠している必要があります。形を問わず、OFLで許可されている内容や要求されている内容の域を超えてそのフォントの使用に制限を付けることはできません。これは、当該フォントに対する改善がリリースされた場合に、必ずすべての人々が改善したフォントを使用できるようにするためです。ただし、あなたは、その機能拡張を含むバンドルの最初の配布者になることで、競争相手より優位に立てる可能性があります。再度になりますが、自分が他者の貢献からどれほどのものを得てきたかを思い出してください。
質問:3.6 派生フォント(拡張したソースファイル、ビルドスクリプト、ドキュメントなどを含む)は誰でも使用できるようにする必要がありますか。
回答:いいえ。ただし、自分が改善したフォントを他者と共有することを検討してください。与えたもの以上の対価を手に入れることができると気付くでしょう。
質問:3.7 OFLフォントにおいて商標権が主張されている場合、その商標は派生フォントにも残す必要がありますか。
回答:はい。商標権表示は、商標法を尊重するために派生フォントにも残す必要があります。ただし、自分が主張する商標を(公式に登録されているかどうかを問わず)追加することもできます。例えば、「Foo」というOFLフォントに「FooはAcmeの商標です」という商標権表示が含まれており、そのフォントの派生バージョンの作成時に名前を「Bar」に変更した場合、新しい商標権表示は、「FooはAcme Inc.の商標です。BarはRoadrunner Technologies Ltd.の商標です」のようにすることができます。商標権の効力は、OFLの効力と共に発生しますが、当使用許諾契約の条件の影響は受けません。OFLでは、商標法の対象となるいかなる権利も付与することはありません。商標法は国ごとに異なるということと、商標権に関する国際協定はない(著作権に関してはある)ということを覚えておいてください。自分が関心を持つ国で商標を登録し、その有効性を保つために主張することには、かなりの投資が必要になる可能性があります。これは、独立した個人デザイナにとっては大金である可能性があります。
質問:3.8 公のオープンソースソフトウェアプロジェクトの一部としてフォントに対する変更をコミット(または、DVCSのブランチを公開)した場合は、内部フォント名を変更する必要がありますか。
回答:宣言されているRFNがある場合のみ必要です。公にコミットすることやパブリックブランチを公開することにより、あなたの派生作品が効率的に再配布されるようになります。そのため、当該フォントに対して変更を加える場合は、RFNを使用しないようにする必要があります。RFNがない場合でも、フォント名を変更することや、そのフォントの特定のバージョンがまた開発中でありリリースされていないと示す接尾辞を追加することが有用である場合があります。これにより、ユーザーやデザイナ仲間に、この特定のフォントのリリース準備ができていないことを明確に示すことができます。詳細については、セクション5を参照してください。
質問:4.1 独自のフォントにSIL OFLを使用できますか。
回答:はい。OFLを使用して独自のオリジナルフォントを配布する方を心から奨励しています。OFLは、フォント作成者の作品について自由を認めると共に芸術的完全性を十分に保護し、他の寄与者、および当該フォントを再配布する方のために明確な規則を提供する、細心の注意を払って作成されたライセンスです。当ライセンスモデルは、様々なレベルの対象範囲と複雑性のフォントをリリースするために、営利目的、非営利目的を問わず様々な組織によって問題なく使用されています。
質問:4.2 OFLを自分のフォントに適用するには何をする必要がありますか。
回答:OFLの下で自分のフォントをリリースしたい場合は、次のことを行うようお勧めします。
4.2.2 自分の著作権文とOFL全文を、選択した予約されたフォント名と共に、自分のフォントファイル(著作権欄とライセンス欄)に配置します。代わりに、OFL Webサイト上のOFL全文へのリンクを使用することもできます(ただし、推奨されていません)。この情報を他の構成要素(ビルドスクリプト、グリフデータベース、ドキュメント、テストファイルなど)にも追加します。フォントファイル内のメタデータをユーザーに公開するアプリケーションはますます増えていくため、自分のフォントファイル内のメタデータを正確にしておいて損はありません。例えば、クリッカブルリンクにより、ユーザーをあなたのWebサイトに移動させ、あなたが手がけた他の作品や提供しているサービスについて伝えることができます。自分のフォントおよびソースの形式によっては、人間が判読可能なテンプレート化されたヘッダー、または機械で判読可能なメタデータを使用できます。フォント自体に当ライセンスと矛盾するメタデータがないことを再確認する必要もあります(os2テーブル内のfstypeビットや、nameテーブル内のフィールドなど)。
4.2.3 自分のフォント用に初期のFONTLOG.txtを記述し、それをリリースパッケージに含めます(テンプレートなどの詳細については、セクション6と付録Aを参照)。
4.2.4 自分のパッケージに最新のOFL-FAQ.txtファイルを追加することで、当ライセンスに関する実用的なドキュメントを含めます。
4.2.5 希望する場合は、自分のWebサイトでOFLのグラフィックス(https://scripts.sil.org/OFL_logo)を使用できます。
質問:4.3 自分のフォント用にOFLを作成してもらえますか。
回答:特定の個人に対して専用のOFLを作成することはありません。その理由として言えるのは、残念ながら、OFLを正しく使用しているかどうか、あなたのフォントパッケージを確認するための人員がいないということです。オープンフォントのデザインの経験があるデザイナ、ファウンドリ、またはコンサルティング会社に問い合わせ、そのようなサービスを提供してもらうことをお勧めします。
質問:4.4 自分の代わりに自分のOFLフォントを配布してもらえますか。
回答:いいえ。ただし、そのフォントに十分な品質と大衆性がある場合は、そのフォントへのリンクをOFL Webサイト上のOFLフォントの部分的一覧に含めることがあります。UnifontのUnicode Font Guide For Free/Libre Open Source Operating Systems(http://unifont.org/fontguide)、The League of Movable Type(http://theleagueofmovabletype.com)、FONT LIBRARY(http://openfontlibrary.org)など、他のオープンフォントカタログまたはホスティングサービスを検討したいと思うかもしれませんが、それらは、その名前にもかかわらず、OFLやSILと直接の関係はありません。当組織は、特定のカタログまたはホスティングサービスを支持することはありません。自身の責任において、そのサービスが自身にとって正しいかどうかやフォント作成者を公正に扱うかどうかを判断する必要があります。
質問:4.5 自分のフォントにOFLを使用するべき理由を教えてください。
回答:
質問:5.1 「予約されたフォント名」とはどのようなものですか。
回答:「予約されたフォント名」とは、フォント作成者が、フォントのオリジナルバージョンのみでの使用を目的として予約するため、またはオリジナルの作成者によって作成された派生バージョン用に予約するために選択した、フォント名、またはフォント名の一部です。
質問:5.2 自分の派生フォントの名前に予約されたフォント名を使用できないのはなぜですか。そのデザインの作成元を人々に伝えることはできますか。
回答:デザインの作成元に謝意を伝える最良の方法は、オリジナルの作成者や他の寄与者へのお礼をファイル内で述べ、そのファイルを、あなたが変更したトと共に配布することです(とはいえ、謝辞は必須ではありません)。FONTLOGでこれを行うのが自然です。予約されたフォント名により、オリジナル名の付いたフォントが、変更されていないオリジナルバージョンのみになるようにすることができます。このことで、デザイナが、芸術的完全性を維持するとともに、共同作品としてのフォント作成を許可できるようになります。また、混同や、名前の競合の可能性がなくなります。名前を選ぶときには、工夫をし、ほぼすべての文字とその順序がオリジナルと同じである名前や、オリジナルと発音が似ている名前にはならないようにしてください。オリジナルバージョンと派生バージョンを互いに、および他の派生作品と簡単に区別できれば、誰にとっても便利です。置換と照合の仕組みについては、当ライセンスの範囲外となります。
質問:5.3 「ユーザーに示されている基本名(primary name as presented to the user)」とはどのような意味ですか。フォントメニュー名のことですか。
回答:はい。フォントメニュー名や、ドキュメント内のフォントを指定するためのその他の仕組みのことを指しています。しかし、あなたの派生ソースがオリジナルと混同される可能性がない場合に限り、あなたの派生ソースファイル内またはあなたの派生作品と共に提供しているドキュメント内の説明欄に、オリジナルフォントへのテキスト参照を含めてかまいません。ただし、形を問わず、ユーザーにそのフォントを同一視させるために予約されたフォント名を使用することはできません(著作権保持者が別契約でそれを許可している場合を除く)。例えば、ユーザーが派生作品(派生バージョン)を自身のシステムにインストールした場合に、フォントメニューにオリジナルの予約されたフォント名が表示されてはなりません。再度になりますが、これは、ユーザーがフォントを別のフォントと混同することや間違えることがないようにし、それにより、別の派生作品またはオリジナルバージョンのみで実質上提供できる機能があるということをユーザーが予想できるようにするためです。
質問:5.4 予約されたフォント名の一部分を使用することはできませんか。
回答:予約されたフォント名の個々の語を使用することはできませんが、予約されたフォント名の語をそのまま使用しない限り、語の一部分を使用することはできます。混同する可能性があるため語の一部分を使用することはお勧めしませんが、使用は許可されています。例えば、「Foobar」が予約されたフォント名である場合は、「Foo」または「bar」を使用できます(お勧めはしません)。そのような好ましくない選択により、フォントのユーザーが混乱し、他のデザイナが寄与しにくくなります。
質問:5.5 原作者としては何を予約されたフォント名として定めるべきですか。
回答:オリジナルの作成者は、自分のフォントにわかりやすい個別の名前を付けることと、その名前の中の固有の部分のみを予約されたフォント名として宣言することを推奨されています。例えば、「Foobar Sans」というフォントの作成者がいるとして、「Foobar」は予約されたフォント名として宣言するが、「Sans」はタイポグラフィにおいて一般的な語であり、派生フォント名で使用しやすい語であるため予約されたフォント名として宣言しないといった具合です。また、簡潔性と読みやすさのために、予約されたフォント名は1語にするべきです。「Flowing River」というフォントであれば、予約されたフォント名は「Flowing River」ではなく、「Flowing」と「River」とするべきです。また、自分が保持していない商標(登録、未登録を問わない)に既に結び付けられているフォント名の予約には慎重を期す必要があります。
質問:5.6 原作者は、予約されたフォント名を定める必要がありますか。
回答:いいえ。RFNの使用は任意であり、必須ではありませんが、推奨されています。これは主に、あなたの作品と派生バージョンとの混同を避けるためです。原作者は、OFLの下でフォントをリリースし、予約されたフォント名を宣言しないでおくことができます。原作者が、RFNを使用しないでおいて、オリジナル名を変更する必要なく自分のフォントにあらゆる変更を加えられるようにするほうが望ましいと判断する場合もあるでしょう。ただし、原作者は、その結果を十分に認識しておく必要があります。エンドユーザーや他のデザイナがあなたのオリジナルバージョンを、作成される多くの派生バージョンと区別できるようにするための直接的な方法はありません。変更や最適化を行う人が誰であっても、その変更内容に問題がなければ、その人を信頼する必要があります。原作者は、自分の作品に対して選択したRFNにより、芸術的完全性を維持できるようになり、エンドユーザーへの配布チャネルをある程度管理下に置くことができるようになります。そのため、RFNは原作者であるあなたにとって価値があると言えます。RFNとWebフォントについては、セクション2を参照してください。
質問:5.7 デフォルトで予約されている名前はありますか(メインフォント名など)。
回答:いいえ。これは、当ライセンスのバージョン1.1以降での変更点です。ある名前を予約されたフォント名にしたい場合は、それを著作権文の後に指定する必要があります。
質問:5.8 派生バージョンに対して予約されたフォント名を使用できる場合はありますか。
回答:著作権保持者は、別の契約書によって、信頼できる特定の関係者に、任意の予約されたフォント名を使用する権利を与えることができます。例えば、「Foobar」がRFNである場合でも、「Foobar」を含む名前を付けて派生バージョンを配布する権利を会社「XYZ」に与えるという契約書を作成できます。これにより、混乱させることなく自由に使用できるようになります。そのような契約の存在は、配布パッケージ内と関連ドキュメント内で、川下のユーザーやデザイナに対して、できるだけ明確に示す必要があります。その契約の全詳細が公開されていない場合でも、彼らは、自分がその契約の関係者であるかどうかと、自分が実際に行って良いことと行ってはいけないことを知る必要があります。
質問:5.9 フォントの再ビルドでは名前変更が必要ですか。パッケージ化のワークフローにソースからの完全再ビルドが含まれている場合は、そのフォントの名前を変更する必要がありますか。
回答:はい。フォントデータとスマートコードを変更するあらゆる再ビルドは、派生バージョンであり、OFLの要件が適用されます。予約されたフォント名に関して、あなたは原作者が選択した内容を尊重する必要があります。ただし、パッケージ(またはインストーラ)が単に、ラッパー、またはフォントの完成形に近い圧縮構造である場合(内部ではフォントは完全なまま残っている)、名前の変更は必要ありません。原作者と著作権保持者に連絡をとり、最終的なフォントファイルの域を越えたフォントソースがあるかどうかと、推奨されるビルド手順について問い合わせてください。多くの場合、メンテナンス担当者がそのビルドパスを正確に再作成することは難しいでしょう。川上の原作者がフォントの完全なビルド手順を使用可能にしてある場合、あなたは別個のブランチを事実上作成していることになるため、あなたがパッケージ化のために再ビルドした場合に発生する可能性がある、変化や、オリジナルバージョンにない不具合は、パッケージのメンテナンス担当者であるあなたに責任があるということを認識しておいてください。あなたは、あなたの再ビルド済みバージョンが原作に正式に基づくものではないということを、ユーザーに明確に示す必要があります。
質問:5.10 派生フォントを作成するときに他の予約されたフォント名を追加することはできますか。
回答:はい。OFL.txtファイルの上部にある、プレースホルダの例で示されているとおり、あなたが追加した著作権文の後に、追加した予約されたフォント名を示してください。決して既存のRFNは削除せず、自分のRFNを追加するだけにしてください。RFNの文は、OFL.txtテンプレート内で示されているとおり、関連する作成者の著作権文の次に記載して、別バージョンの作成を希望するデザイナがその記載を見つけやすいようにする必要があります。
Webフォントとの関連でのRFNの詳細については、セクション2、およびhttps://scripts.sil.org/OFL_web_fonts_and_RFNsにある文書を参照してください。
質問:6.1 このFONTLOGとは正確にはどのようなものですか。
回答:FONTLOGには次の3つの目的があります。1)ユーザーや他の開発者にフォントの基本情報を提供する。2)フォントまたは付属ファイルに対してオリジナルの作成者またはその他の人物が加えた変更を文書化する。3)原作者とその他の寄与者に謝意を述べる場所を提供する。どうぞ使用してください。
質問:6.2 FONTLOGは必須ですか。
回答:当ライセンスの要件ではありませんが、使用することを強くお勧めします。
質問:6.3 派生バージョンの作成時にFONTLOGを更新する必要はありますか。
回答:いいえ。しかしながら、更新しなかった場合、ユーザー、デザイナ、およびその他の開発者は、非常に不満に思うでしょう。人々は、派生フォントとオリジナルの違いや、その変更点を生かす方法、または変更点を基に作成する方法を知る必要があります。FontForgeでのFONTLOGサポートなど、FONTLOGの作成とメンテナンスに役立つユーティリティがあります。
質問:6.4 FONTLOGはどのような形にするべきですか。
回答:一般的には別個のテキストファイル(FONTLOG.txt)ですが、他の形式にすることもできます。それには、通常は次の4つのセクションが含まれています。
この他にも、文書の参照先、寄与の方法、寄与している組織に関する情報、ソースコードの詳細、簡潔なデザインガイドなどのセクションを含めることもできます。
FONTLOGの例については、付録Aを参照してください。
質問:7.1 OFLプロジェクトに作品を寄贈することはできますか。
回答:多くの場合は、可能です。OFLフォントは、一般的に、より広い社会からの寄与を歓迎する人々の集団によって発展します。プロジェクトへの参加方法に関する特定の情報を知るには、オリジナルの作成者にお問い合わせください。
質問:7.2 自分が変更したフォントをオリジナルの作成者に寄贈したほうが良い理由を教えてください。
回答:あなたが受け取ったものにお返しをすれば、多くの人々の利益になります。あなたが当該フォントやその他の構成要素に対して行う寄与と改善は、大変役立つ可能性があり、他者の寄与、そして「お返し」を促進することになります。それにより、あなたは他の人々による寄与から利益を得られることにもなります。場合によっては、自分の別バージョンを保持することは、オリジナルへの統合よりも手がかかります。ただし、寄与は、あなた独自のオリジナル作品、またはあなたが所有する作品のどちらかである必要があり、寄与するときにそれを明確に確認するよう求められる場合があるということ認識しておいてください。
質問:7.3 当該フォントに素晴らしい改善を行いました。将来のオリジナルバージョンにその改善を導入することは検討してもらえますか。
回答:ほとんどの原作者は、そのような寄与を歓迎します。原作者側での追加作業が必要になる大きな変更点を組み込むことは難しいということを心に留めておいてください。どのような寄与も、おそらくファミリ内のすべてのフォントに対して行い、全体的なデザインおよびスタイルに適合させる必要があります。原作者は、フォントと共にデザインのためのガイドを含めることを推奨されています。それは、パッチまたは明確に示された変更内容として寄与を提示するためにも役立ちます。subversion、mercurial、git、bzrなどのスマートなソース改訂管理システムを使用するとよいでしょう。寄与作品の送信のためのソース形式および構成パラメータについては、原作者によって示されている推奨事項に従ってください。それがFONTLOG、またはオリジナルフォントのその他のドキュメント内で示されていない場合は、直接原作者に問い合わせることを検討してください。役立つ寄与の例としては、不具合の修正、グリフの追加、スタイルの代案(およびそれらにアクセスするためのスマートフォントコード)、またはヒンティングの改善などがあります。ある種の変更内容(特に、ヒンティング)は、統合が技術的に難しい場合があるということを覚えておいてください。
質問:7.4 OFLフォントの開発を資金的に支援することはできますか。
回答:おそらくOFLフォントのほとんどの作成者は金銭的な援助を受け入れるでしょう。金銭的な援助の方法については、フォント作成者に問い合わせてください。そのような貢献が、今後の発展を支えることになります。また、他者に料金を支払って当該フォントを拡張してもらい、その拡張したフォントを、オリジナルバージョンへの組み込みのためにオリジナルの作成者に寄贈することもできます。
質問:8.1 これはこのライセンスのバージョン1.1だということですが、今後変更されることはありますか。
回答:バージョン1.1は、OFLの最初のマイナーリビジョンです。バージョン1.1でほとんどのニーズが満たされるという自信はありますが、将来的に改善を行う可能性はあります。何らかの改正は、将来のフォントリリースに対して行われると思われます。改正前に存在したライセンスは、引き続き有効です。改正されたOFLの下で著作権保持者がフォントを再度リリースすることはできますが、過去に遡る形での変更はできません。すべてのバージョンが、当組織のWebサイト(https://scripts.sil.org/OFL)で入手可能になります。
質問:8.2 このライセンスによって著作権保持者の権利が制限されることはありますか。
回答:いいえ。著作権保持者は、引き続き、自分の作品に対してすべての権利を持ちます。著作権保持者は、他者が特定の方法で使用できるように、その一部を手放しているというだけです。例えば、著作権保持者は、OFLの下で自分のフォントの「基本」バージョンをリリースする一方で別のライセンスの下で制限付きの「拡張」バージョンを販売することができます。また、OFLと他のライセンスの両方の下で同じフォントをリリースすることもできます。著作権保持者のみがこれを行うことができ、これにより、そのフォントに適用されるOFLの条件が変更されることはありません。
質問:8.3 OFLは契約ですかライセンスですか。
回答:OFLは、著作権の国際協定に基づく、世界的なライセンスです。契約ではないため、法的効力を持たせるために署名する必要はありません。OFLの下で構成要素を使用、変更、再配布することにより、あなたが当ライセンスを受け入れたと表明したことになります。
質問:8.4 OFLの条件には十分満足していますが、少し変更したい箇所があります。OFLからアイデアと実際の文言を借りて、自分のフォントを配布するための独自のカスタムライセンスにそれらを組み込むことはできますか。
回答:自身の固有のオープンライセンスモデルを作成することは決してお勧めできません。変更したライセンスや派生ライセンスを使用する場合は、そのライセンスの下にあるフォントと共に、OFLを使用するデザイナのコミュニティからあなたが切り離される可能性や、あなたとあなたのフォントのユーザーに法的責任が課される可能性や、あなたの作品と権利が危険にさらされる可能性があります。OFLは、何年もの労力をかけた、コミュニティによるレビューと法的なレビューのプロセスを経ています。そのレビューは、変更されていないOFLにのみ適用することができます。OFLの全文は、SILによって記述されており(コミュニティによるレビューと協議も実施)、(c) 2005-2017 SIL Internationalによって著作権が保護されています。自分のライセンスに曖昧でない別の名前を付け、OFLの序文を使用せず、SILについて言及せず、自分のライセンスがOFLとは異なると明示して、オリジナルと似過ぎることで混乱を招かないようにするという条件で、別の非独占的ライセンスでOFLのアイデアと文言(全体ではなく一部)を再利用できます。OFLではオープンライセンスに関する自分のニーズが満たされないと思う場合は、当組織に連絡してください。
質問:8.5 OFL FAQから引用することはできますか。
回答:はい。SILは、引用した文が次の条件を満たす場合に、OFL FAQ(OFL-FAQ.txt)の全体または一部を引用することを許可します。
質問:8.6 このライセンスとそのFAQを他の言語に翻訳してもよいですか。
回答:SILは、英語になじみのない人々がOFLとその使用について理解できるようにする必要性を確かに認識しています。当ライセンスを非常に明白で理解しやすいものにすることがOFLの主要目標ですが、当組織は、人々にとって自国語が最も理解しやすいということもわかっています。
経験を積んだ翻訳者が、自分と同じ言語社会にいるデザイナとユーザーが当ライセンスをより深く理解できるようにOFLとOFL-FAQを翻訳することは非常に歓迎します。ただし、当ライセンスのオリジナルである英語バージョンのみ、法的価値を持ち、当コミュニティによって承認されています。翻訳は、法的な代替物とはみなさず、オリジナルライセンスを説明する手段としての役割のみを果たすものとします。一般社会において当ライセンスの創始者であり幹事であるSILは、OFLのいかなる翻訳も法的に有効なものとして承認することはありません。それは、翻訳にささいな曖昧さがあるだけでも、それが誤用される可能性や問題をもたらす可能性があるためです。
SILは、次のガイドラインに従うという条件で、他言語の非公式訳を公開することを許可しています。
英語と翻訳先言語の両方で、その翻訳が非公式なものであると明確に示して、次の免責事項を記載してください。
"This is an unofficial translation of the SIL Open Font License into
OFLとOFL-FAQの翻訳者は、自分の非公式訳を最新の状態に保つようにし、必要な場合は(混乱を招く可能性がある曖昧さがある場合など)、当組織の要請に応じて更新してください。
そのような、OFLとOFL-FAQを非公式で翻訳する取り組みを始める場合は、当組織に連絡してください。
質問:8.7 OFLに明確な有効期限はありますか。
回答:いいえ。明示されてはいませんが、OFLは、付与された権限を有効期限のない取り消しできないものにすることが意図されています。
質問:9.1 SIL Internationalとはどのような組織であり、どのようなことを行っていますか。
回答:SILは、世界中の言語社会に尽くしており、研究、翻訳、トレーニング、および資料の開発によって、持続可能な言語発展に関して自身の潜在的可能性を高めています。SILは、宗教的信仰、政治的イデオロギー、性別、人種、または民族的背景に関係なく、そのサービスをすべての人々が利用できるようにしています。SILのメンバーとボランティアは、キリスト教への献身を共有しています。
質問:9.2 このことはフォントの使用許諾にどのように関連しているのですか。
回答:自国語で読み、書き、入力し、公開することができるということは、世界中の大勢の人々にとって最も重要なニーズの1つです。これには、広く利用可能な、あまり知られていない言語をサポートしているフォントが必要です。SILは、オープンライセンスの下で利用可能な文字体系実装コンポーネントをすべて含むスタックを開発(および開発する他者を奨励)しています。この開かれたスタックには、インプットメソッド、スマートフォント、スマートレンダリングライブラリ、スマートアプリケーションが含まれています。フォントと関連ソフトウェア(このスタックの極めて重要な構成要素)に適用可能な一般的なオープンライセンスを求める声があったことから、SILは、Free/Libre and Open Source Software(フリーソフトウェアやオープンソースソフトウェア)のコミュニティの協力を得てSIL Open Font Licenseを開発しました。
質問:9.3 SILと連絡をとるにはどうすればよいですか。
回答:当組織のメインWebサイト: http://www.sil.org
コンプレックススクリプトに関する当組織のサイト:https://scripts.sil.org
このライセンスに関する情報(連絡先の電子メール情報を含む):https://scripts.sil.org/OFL